シリコンバッグ：シリコンバッグの破損（37歳／14年）のケース。豊胸手術の失敗診断カルテ。

14年前に他院でシリコンバッグの豊胸手術を受けられた方で、最近になって痛みを感じるようなったため、当院を受診されたそうです。
エコー検査では左右共にシリコンバッグが破損していることが判明。こちらは左胸のエコー画像ですが、シリコンバッグ自体は破損して変形、被膜内にバッグの内容物が漏れ出しているのが確認できます。そのことで、コヒーシブタイプではなく、シリコンジェルのバッグであることが分かりました。
「バッグを入れた時には半永久的と言われたのに、こんなことってあるんですね……」と初めはショックを受けられていました。

このシリコンバッグを挿入してからかなり年月がたっていたため、バッグは簡単にちぎれてしまうほど劣化していましたが、丁寧に洗浄をしてすべてのシリコンを取リ出しています。
抜去と同時に行ったコンデンスリッチ豊胸の経過も順調ですので、ご安心ください。

Dr.大橋の『シリコンバッグの破損』解説

バストの形にも影響する老朽化によるバッグのトラブル