皮膚壊死

シリコンバッグによって血管が圧迫され血流が滞ってしまうと、皮膚が壊死して変色したり裂けたりする可能性があります。また、稀ですが感染症のケースも考えられます。

症状

皮膚に赤みや痛みを感じます。その後、変色したり、最悪は皮膚が裂けたりする場合もあります。

原因

シリコンバッグによる圧迫で起こる血流障害が原因と考えられます。
また、手術環境の衛生的な問題や、ごく稀にシリコンバッグ自体に付着した細菌やカビが原因で、感染症を引き起こすことがあります。これにより、皮膚が壊死することも考えられます。

シリコンバッグによって血管が圧迫される

回避方法

稀なトラブルですが、クリニックの衛生面は確認しておくと良いでしょう。また、体型にそぐわない大き過ぎるバッグは、これに限らず他のトラブルの要因にもなりますので、適したサイズを選ぶことが大切です。

体型によって適したバッグのサイズが異なる

治療方法

本来であれば、何かしらのトラブルがあった時点で、皮膚が壊死する前にシリコンバッグを抜去するのが得策です。しかし、広範囲で起こってしまった場合は壊死組織の切除、皮膚の移植などが必要になることも可能性としては考えられます。