脂肪注入：しこり（26歳／5年）のケース。豊胸手術の失敗診断カルテ。

本日は他院で行った脂肪豊胸後のしこりの治療を行いました。

エコーでは充実性成分を含むしこりで、被膜の石灰化ははっきりしません。

小さなオイルシストも認めます。

被膜の炎症が少なく、石灰化が強くなければ、ベイザーで壊死脂肪を崩して除去します。

ほとんどの場合はしこりは触れなくなりますが、被膜が残っているのでマンモグラフィーやエコー検診で指摘される場合もあります。

この方は検診で指摘されたくないとの希望でしたので、乳輪を切開して摘出を選択しました。

摘出したしこりです。

Dr.大橋の『しこり』解説

硬い異物感から心理的な影響が大きいトラブル