脂肪注入：しこり（50歳／7年）のケース。豊胸手術の失敗診断カルテ。

本日は、7年前に脂肪による豊胸後術を行った後にしこりになった方が来院しました。
これまで炎症を繰り返して皮膚に強く癒着していました。

エコー所見です。

右　　　被膜が石灰化もしています。
左　広範囲に皮膚と癒着しています。

悪性腫瘍と違い、脂肪によるしこりの癒着はほとんどが剥離することができます。

乳輪切開でしこりを除去しました。

大きなしこりを摘出した場合は、スペースが大きいためリンパ液や血液が貯留する場合がありますが、この方も1週間後の診察で少量の血液とリンパ液が溜っていましたが、注射針で吸引して消失しました。

Dr.大橋の『しこり』解説

硬い異物感から心理的な影響が大きいトラブル