脂肪注入：しこり（34歳／3年）のケース。豊胸手術の失敗診断カルテ。

こちらの方は他院の脂肪注入で2～3カップUPされた方ですが、1年程前より大小のしこりが数ヵ所触れるようになったそうです。半年前には近医でのエコー検査でしこりを指摘されましたが、そのまま様子を見ていたそうです。しかし、年齢的にも職場での乳がん検診が来年から始まるため、しこり除去をご希望とのことでご来院されました。
自覚されているしこりは4個でしたが、エコーではオイルシストは約20個、充実性のしこりは2個認めました。

オイルシストは、壊死した脂肪がオイル状になったものですので、注射針で吸引可能です。
充実性のしこりは、壊死した脂肪が固まった状態ですので、ベイザーリポの特殊な超音波で崩して吸引しました。

左がオイルシスト、右が充実性のしこりの内容物です。充実性のしこりが超音波（ベイザー波）によって崩されているのが分かります。
しこりがなくなり、患者様も安心されていました。

Dr.大橋の『しこり』解説

硬い異物感から心理的な影響が大きいトラブル