ヒアルロン酸は拒否反応やアレルギー反応が少なく、施術も注射器による注入なので、気軽なプチ豊胸として人気の施術。時間とともに体内に吸収されるため大きさはいずれ元に戻ってしまいますが、パーティや結婚式など短期間だけでも効果を希望する方には有効です。
ヒアルロン酸の中でも......
ヒアルロン酸と一言に行っても、様々なメーカーがいろんな種類を出しています。以前は品質の低いものもあり、それがトラブルの原因のひとつにもなっていましたが、現在では品質はもちろん、持続性を高めるために粒子の大きさなどにも各社改良を加えています。
なかでも知名度の高いQ-MED社製のヒアルロン酸は、アメリカFDA(日本の厚労省のような機関)からも認められています。また、CE(EUの安全規制)の認可を受けるハイアコープは触感の柔らかさに優れた製品として有名です。
ただし、この方法の場合はドクターの注入技術が仕上りに大きく関係します。
メスで切開する本格的な豊胸手術ですが、3カップ以上の大幅なサイズアップが可能な方法です。また、脂肪注入は自分の余分な脂肪を素材とするので、その脂肪を確保できない痩せ型の人に選ばれることが多い方法と言えるでしょう。
シリコンバッグの中でも......
初期のシリコンバッグは耐久性が低く、バッグが破損して漏出した際にバストが変形したり炎症を起したりするトラブルが多発していました。そのためメーカー各社が改良を重ねるたびに耐久性や触感、質感の異なるバッグが増えていきました。1990年代には安全性から生理食塩水バッグが推奨されていましたが質感が不自然ということもあり、現在ではソフトコヒーシブシリコンが主流。なかでも、表面がつるつるしているスムースタイプではなく、リップリングなどを起こしにくいとされるテクスチャードタイプが支持を集めています。
ただし、シリコンバッグが人工物であることに変わりはないので、カプセル拘縮といった拒否反応やバッグの老朽化が原因のトラブルを避けることは不可能です。
自己組織を活用するため拒否反応やアレルギーの心配がなく、本物と同じような自然な仕上りが人気の施術です。また、バストアップと同時に痩身効果が得られる部分にもニーズがあるようです。個人差はありますが、1回の施術で2カップほどのサイズアップが期待できます。
脂肪注入の中でも......
脂肪定着のメカニズムが研究によって解明されるにつれて、脂肪注入法も改良が加えられてきました。初期の脂肪注入では採取した脂肪をそのまま注入していたため、しこりなどのリスクが高いにも関わらず、効果はあまり望めませんでした。しかしその後、不純物の除去や幹細胞の働きがフォーカスされ、幹細胞注入法や最新ではコンデンスリッチ豊胸など、様々な施術が誕生。確かに脂肪注入法はドクターの注入技術が結果を左右しますが、それを見極めれば他の方法を合わせた中でも、良質な脂肪と濃縮された幹細胞だけを注入するコンデンスリッチ豊胸が、現段階において最も優れた豊胸方法だと考えています。