エコー診断カルテ
- No.004
- シリコンバッグ石灰化
- 48歳
- 女性
- 2013.07.30
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- 原因
- シリコンバッグ
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- 症状
- 石灰化
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- 施術日からの期間
- 29年間
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- 治療法
- バッグ抜去とコンデンスリッチ豊胸
エコー診断
乳がん検診をしたいと思われ、シリコンバッグの抜去を決意された方です。
豊胸手術をされたのが29年前ということもあり、バッグのサイズや種類、挿入位置は分からないとのことでしが、まず、エコーにて乳腺下に挿入されていることを確認しました。
また、シリコンバッグの周囲の皮膜には1cmの厚い石灰化が認められました。石灰化は超音波を反射してしまうので、このケースのように反応が顕著だとバッグの破損の有無などは取り出してみるまで分かりません。
患者様ご自身ではそこまでバストの違和感を覚えてはいなかったようで、硬さや石灰化を指摘すると少し驚かれていました。
治療法
抜去してみるとバッグはシリコンジェルタイプで、やはり左胸のバッグが破損していました。このタイプのバッグは破損するとシリコンが流れ出てきます。そのため被膜内に漏れていたシリコンをすべて洗浄、除去。バッグを取り出すと被膜によるデコボコができるため、コンデンスリッチファットでバストの形を整えました。
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