脂肪壊死

シリコンバッグによって血管が圧迫され血流が滞ってしまうと、皮膚が壊死して変色したり裂けたりする可能性があります。また、稀ですが感染症のケースも考えられます。

症状

壊死した段階では、特に触感や外見的な違和感はありません。ただし、この壊死した脂肪がしこりになれば、触ったときの異物感や皮膚が盛り上がるケースもあります。
また、シリコンバッグ抜去後の脂肪注入において、バッグが入っていたスペース(ポケット)に注入しても脂肪は壊死します。この場合、炎症を起こしたり、周囲の組織と癒着したりすることがあります。

Dr.千葉のエコー診断

エコー写真
シリコンバッグを覆っていた被膜内(ポケット)で壊死した脂肪が吸収されず、エコーでも黒い塊として確認できます。

原因

脂肪細胞は再生を繰り返しているため、実は壊死は日常的に起こっています。しかし、しこりとして残るものは、まとめて注入したり、注入量が多過ぎたりすることで脂肪細胞が塊になってしまい、酸素や血液が全体に巡らずそのまま壊死してしまうといった、人的要因で起きてしまうのです。
一方、バッグを抜去したポケットに注入された脂肪の場合、この部分は空洞でもちろん酸素も血液も通っていません。そのため、脂肪が壊死してしまいます。

  • 1ヶ所からまとめて注入した場合
  • 限度を超える大量の脂肪を注入した場合
  • 抜去後のポケットに注入された場合

回避方法

前者は、不純物を除去した良質の脂肪を、限度量を守りつつ10mm以上の塊にならないように少量ずつ注入することで防止できます。注入の限度量には個人差がありますが、片胸でおおよそ250ccまでが許容範囲と言えるでしょう。
また、後者はポケットを避けて注入することで回避できます。抜去から数日あけて行うクリニックもありますが、別の日だとポケットの状態を目で確認できないため、ポケットが閉じていなかった場合のリスクが高まります。また、収縮した皮膚が周辺組織と癒着することも考えられ、この状態では脂肪を注入しても皮膚がきれいに持ち上がりません。そのため、抜去と同時に、ポケットを確実に避けながら注入する方が高い安全性を確保できます。抜去直後は皮膚の伸展も良いため、しこり回避や定着率アップにもつながります。
ただし、高い技術と経験値が必要なので、全クリニックがこの見解を支持するにはもう少し時間がかかるかと思われます。

抜去後に脂肪注入を行なう場合
  • 数日あけて脂肪を注入
    1. 数日たってもポケットが完全に閉じてない場合もある。
    2. 閉じていても周り組織と皮膚が癒着してきれいに持ち上がらない。
  • 抜去当日に脂肪を注入
    1. 脂肪が分散するように注入。豊富な経験と高度な技術を要する。
    2. ポケットが均一にへこみ、きれいなバストに仕上がる。

治療方法

触診だけでは把握できないことも多いため、加えて壊死した脂肪の状態や正確な位置を超音波エコーなどの視覚的検査で確認します。だいたいのものは、脂肪溶解注射で溶かしたり、吸引したりすることで壊死した脂肪を除去することが可能です。この場合、エコー画像などを確認しながら行うと、取り残しを防ぐことができます。
ただし、シリコンバッグを抜去したポケット内で癒着してしまうと、手術が必要かもしれません。そういったことも、検査で見極めて決定することが重要です。

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